札幌ドームの芝が酷いと話題に!経営難の札幌ドームは今後どうなる?

スポンサーリンクp

2023年シーズン、日本ハムファイターズは新球場であるエスコンフィールドへの移転を発表し、慣れ親しんだ札幌ドームからの撤退を発表しました。

日ハムが撤退した札幌ドームですが、現在はJ1所属のコンサドーレ札幌のホームスタジアムとして使用されています。

ただ、その札幌ドームでおこなされた先日J1第3節の試合で、札幌ドームの芝があまりにも酷すぎると話題になりました。

経営難と噂されていただけに、事態はかなり深刻なのではないかと不安の声も上がっています。

さまざまな憶測が飛び交う中、実際の経営状況はどうなっているのでしょうか?

そこで今回は、SNS上で話題となった札幌ドームに関する

・現在の状況
・経営難の原因は日ハムの撤退?
・今後はどうなるのか

について、調べてまとめました。

目次

札幌ドームの芝が荒れすぎているとSNSで話題に

引用 : 札幌ドーム公式サイト

札幌ドームの芝が荒れすぎていると話題になったのは、3月10日に開催されたJ1リーグ第3節のコンサドーレ札幌対浦和レッズでの試合のことです。

DAZNでの中継越しに見ても一部芝が茶色くなって土の面が露出しており、多くの視聴者からピッチコンディションを懸念する声が上がっていました。

また、実際に札幌ドームで当ゲームを観戦していたサポーターがXに投稿したツイートが発端となり、札幌ドームの芝がかなり厳しい状態になっていたことが拡散される事態に発展しています。

日本サッカーのトップリーグでは考えられないようなピッチコンディションに、驚きを隠せなかったサポーターも多いようです。

試合はアウェイの浦和レッズが0-1でコンサドーレ札幌を破って勝利しました。

ただ、試合に勝利した浦和レッズがこの芝による思わぬトラブルに見舞われたことで、札幌ドームの問題は更に物議を醸すこととなります。

実際に複数人の選手が負傷

引用 : サッカーダイジェスト

サポーターの懸念の声が的中し、札幌ドームでのコンサドーレ札幌戦に出場していた浦和レッズの複数人の選手が試合中に負傷し、交代を余儀なくされる事態が発生しました。

前半43分にDFのショルツが肉離れを起こして交代すると、52分にはFWの興梠慎三が自ら交代を要求しピッチを後にします。

それだけに留まらず、直後の53分にMFの前田直輝が膝を負傷し交代、83分にはMFの伊藤敦樹と小泉佳穂が足を攣ってしまうなど、この試合で浦和レッズは5枚の交代枠のほとんどを負傷選手との交代で使用することになりました。

全てが札幌ドームの芝が原因だとは言い切れませんが、ここまで負傷交代が相次ぐのはかなり稀です。

それだけに、札幌ドームで負傷した選手たちは芝が原因で怪我をしてしまったのではないか?といった声がサポーターの間で広がっているようです。

真偽は定かではありませんが、ピッチコンディションの悪さを踏まえると、確かにいつ怪我をしてもおかしくないような危険な状態だったのではないでしょうか。

札幌ドームは経営難?原因は日ハムの撤退?

引用 : 中日新聞

芝の状態の悪さを指摘されいる札幌ドームですが、日ハムが撤退した昨年から経営難の噂が度々報道されていました。

そもそも札幌ドームの収入は殆どが日ハムが賄っていたとされ、実際に日ハムが撤退した2023年はかなり収入額が下がっています。

日ハムの撤退に関しても、長年問題視されていた札幌ドームの巨額の使用料が原因だと報じられていました。

スポンサードリンク

札幌ドームで日ハムが試合を行う際は一日約800万円の使用料が発生していたとされ、加えて球場内の広告や売店収入も殆どが札幌ドームの収入になっていたそうです。

年間で約20億円弱ほどの使用料を払っていたと球団側の資料でリークされており、札幌ドームからすれば日ハムの試合は経営を支える大きな柱だったと言えるでしょう。

ですが、日ハムにとって年間20億円弱の使用料はあまりに高く、球団側にとって不利な条件だといった声は年々上がっていました。

幾度となくおこなわれた使用料の値下げ交渉は決裂し、2016年頃から既に本拠地移転の話は上がると、ついに2023年からはエスコンフィールドへの移転が決定します。

日ハムが完全撤退してしまった結果、札幌ドームは一気に稼働率が下がってしまいました。

現状コンサドーレ札幌も利用していますが、月に平均2〜3回開催のサッカーと違ってほぼ毎日開催されていた野球の試合がなくなるのは経営的にはかなり痛手ですよね。

実際に札幌市が発表した2023年度の収支計画書では、なんと1年間で2億9000万円の赤字になる見込みとのこと。

日ハムの撤退が原因で一気に経営難に陥ってしまった札幌ドームの皺寄せが、まさに先日おこなわれた浦和レッズ戦でのピッチコンディションに現れていたと言えるのではないでしょうか。

札幌ドームは今後どうなる?

引用 : 札幌ドーム公式サイト

日ハムの撤退後、経営難に陥った札幌ドームですが、この現状を打破すべく「新モード」と呼ばれる機能を搭載することで赤字解消を目論んでいます。

新モードについて詳しく説明をすると、札幌ドームはキャパシティの都合上、これまで4〜5万人規模のイベントしか開催することができませんでした。

札幌ドームでのイベントは爆発的な観客動員は見込めるものの、この規模のイベントを実施できる団体やアーティストは限られています。

そういった事情があり、札幌ドームはなかなかイベントを誘致しづらいといった問題を抱えていました。

その問題を解消すべく2023年から搭載されたのが、今回の新モードです。

新モードの導入により、今後は1万5000〜2万人規模のイベントでも札幌ドームで開催ができるようになりました。

ただ、新モード搭載初年度の結果は振るわず、当初の推定利用日数を下回る結果に。

また、募集をかけていた札幌ドームの命名権も期限までに応募がなく、依然として窮地に立たされています。

日韓W杯やジャニーズのライブなどで馴染みのある方も多い場所なだけに、札幌ドームの経営を心配されている方も多いようです。

まとめ

本記事では、先日おこなわれたJ1第3節のコンサドーレ札幌対浦和レッズの試合で話題になった、札幌ドームの現状について紹介しました。

今回の記事をまとめると、

・現在の状況
芝生が荒れており、負傷者が続出するほど
・経営難の原因は日ハムの撤退?

日ハムが撤退したことで、大幅な赤字を記録してしまった
・今後はどうなるのか

新ドームでの稼働率、命名権販売は難航して依然として厳しい状況

となります。

日ハムがエスコンフィールドへ移転してまったことで、一気に財政状況が傾いてしまった札幌ドームですが、この状況をどうにか挽回しようと様々な施策が検討されています。

新モード含め、今後どのような方法で札幌ドームが経営を立て直していくのか。

札幌ドームの動向に注目しましょう。

スポンサードリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次