森保ジャパンの26日北朝鮮戦は急遽中止!中止になった理由は?

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先日東京の国立競技場で開催された2026年W杯本戦出場を懸けたアジア2次予選で、日本代表は北朝鮮代表と対決し苦しみながらも1-0で勝利を飾りました。

その5日後に当たる3月26日には、今度は北朝鮮の平壌での試合が予定されていましたが、なんと突然その試合が北朝鮮側の一方的な申し出により中止に。

この突然の決定は日本サッカー協会のみならず、選手やファンに混乱を巻き起こしました。

そもそも何故平壌での試合が中止になったのか、中止された試合の扱いはどうなるのか、そんなことを多くの方が気にしているのではないでしょうか。

そこで本記事では、急遽中止になったW杯アジア2次予選の北朝鮮戦について、

・中止になった理由
・北朝鮮が恐れる感染症とは
・選手の反応

などについて深掘りして紹介していきます。

目次

3月26日に開催予定だったW杯アジア2次予選の北朝鮮戦が中止に

引用:Yahoo!ニュース

3月21日に国立競技場で開催されたW杯アジア2次予選で、北朝鮮に辛くも勝利した日本代表でしたが、その5日後に予定されていた平壌での試合は急遽中止になりました。

この決定が日本サッカー協会に通達されたのは3月21日の朝だったとのこと。

日本サッカー協会は急遽アジアサッカー協会と連動して北朝鮮側の申し出を確認し、21日の試合後に日本サッカー協会の田嶋会長が会見を開きました。

その会見では「平壌での試合は開催されないことが決定し、代替地での開催を含めて試合の開催可否を検討している」と発表しつつも、最終的には試合自体がキャンセルされています。

従って、北朝鮮との2連戦に向けて選出されていた日本代表メンバーは3月23日をもって解散しており、各々の所属クラブへと戻ることになりました。

昨年11月から始まったW杯アジア2次予選ですが、ここまで日本代表はミャンマー、シリア、北朝鮮と対戦して無敗の3連勝で首位をキープ。

中止となった4戦目の北朝鮮戦の扱いに関しては現在FIFAやアジアサッカー協会の委員会が話し合っているものの、おそらく没収試合として日本代表の勝利扱いになると予想されています。

そうなると日本代表はグループBで4連勝となり、W杯アジア最終予選への進出が確定。

予選突破は嬉しいことですが、予想だにしていなかった事態が発生しての進出となるだけに、複雑な思いを抱える選手やファンも多いようです。

また、2024年2月には女子サッカー日本代表がパリ五輪出場を懸けたアジア最終予選で北朝鮮と平壌で試合をする予定でしたが、土壇場で会場がサウジアラビアに変更になっています。

そういったことが続いているだけに、北朝鮮のサッカー協会に不信感を募らせる声も多く上がっていました。

中止の理由は感染症の感染拡大?

引用:日経ビジネス

北朝鮮サッカー協会は今回の試合を急遽中止にした理由として、日本で増え始めてる感染症、「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」への懸念が理由だと公表しています。

2020年以降、新型コロナウイルスが世界中で感染拡大した際、北朝鮮は徹底的な対策を講じながらも感染拡大を防ぐことができず、国内の経済を中心に多大な被害を被りました。

そういった感染症による被害が記憶に新しいだけあって、今回は早い段階から手を打つことで少しでも被害を最小限に止めようといった対策がされているのだといわれています。

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では、北朝鮮が恐れている劇症型溶血性レンサ球菌感染症とは、どのような感染症なのでしょうか。

次からはその劇症型溶血性レンサ球菌感染症について、詳しく紹介していきます。

北朝鮮が恐れている劇症型溶血性レンサ球菌について

引用:BBC

劇症型溶血性レンサ球菌感染症とは、通称「人食いバクテリア」とも呼ばれる感染症で、溶連菌が原因となって感染するといわれています。

特徴としては感染すると進行がかなり早く、発症から10時間以内で重度な呼吸困難や多臓器不全などの重篤な状態になる可能性もある病気です。

また更に酷い場合だと皮膚や筋肉が壊死するなど、致死率が30%とかなり高い感染症としても知られています。

初期症状は阿寒や発熱など、新型コロナウイルスとほぼ同様の症状が出るだけに、見分けが非常に付きにくい風なのだそうです。

現在日本では首都圏を中心に日に日に感染者が増えているものの、現時点では生活を制限するほどの危険性はないといわれています。

ただ、北朝鮮にとっては新型コロナウイルスで大ダメージを受けただけに、すでに厳重な警戒体制が引かれているようです。

日本代表選手たちの反応

引用:テレ東

では、北朝鮮側の申し出により突然試合が中止となり、日本代表のメンバーたちはどのような反応を見せたのでしょうか。

日本代表を率いる森保監督は、中止の決定を受けて下記のようなコメントを残しました。

「チームの活動としては第1戦目で出られなかった選手がいた中で試合ができれば多くの選手にプレーしてもらえて、そこからチームの経験値を上げていく、戦術浸透をしていくことができたと思うので、試合がなくなったことは残念」

引用:日刊スポーツ

国立競技場でおこなわれた試合では、電撃復帰で話題を集めたFC東京の長友佑都選手や、スペインで活躍する久保建英選手などを含む9名の選手が出場しませんでした。

おそらく平壌での2試合目に備えて温存していただけに、そういった選手たちの出場の機会を失ってしまったと捉えているようです。

その一方、久保建英選手は下記のようにコメントしています。

「できないなら仕方ない。白紙なら早く情報が欲しいなって選手らも言ってました。白紙だからって自分たちが変な発言をしないようにと(言われた)」

引用:スポーツ報知

普段、ヨーロッパでプレーしている海外組は現在リーグ戦の佳境を迎えているだけに、落ち込むことなく自身の所属先の活動へ気持ちを切り替えたいのかもしれませんね。

試合の中止は残念ですが、選手たちは気持ちを切り替えて各々のクラブでの活動や今後の日本代表戦へ向けてまた準備をしてほしいものです。

まとめ

以上、今回は異例のキャンセルとなったW杯アジア2次予選、北朝鮮戦の中止の理由や感染症の詳細、選手たちの反応について紹介しました。

当記事で紹介したことを最後に要約すると、

・中止になった理由
→日本で流行っている感染症の感染拡大への懸念
・北朝鮮が恐れている感染症とは
→人食いバクテリアと呼ばれ、致死率が30%の危険性がある
・選手たちの反応
→残念がりつつも、切り替えている

となります。

北朝鮮との試合は毎試合かなりの接戦になっていたので、平壌での試合を楽しみにしていたサッカーファンも多くいたかと思います。

注目度が高かっただけに試合の中止は残念ですが、当の選手たちは既に気持ちを切り替えて、新たな準備に取り掛かっています。

肝心の当試合がどのような結果で扱われるのか、そういった情報も含めて今は今後のサッカー協会の発信を待ちましょう。

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