2024年の春ドラマとして放送されていた大人気コミックの実写化ドラマ「からかい上手の高木さん」も、5月21日に放送された第8話で完結となりました。
原作を忠実に再現していた中盤までとは打って変わり、終盤では高木さんのパリへの転校といったオリジナルのストーリーが展開されたドラマ版。
第7話では高木さんの最後の登校日を終え、別れを目前に控えた切ない様子の二人が描かれており胸を締め付けられた視聴者も多かったのではないでしょうか。
最終話となる第8話では、どのような二人が描かれていたのでしょうか。
今回は、放送されたばかりの「からかい上手の高木さん」の最終話について、
上記の内容を中心に、深掘りして紹介していきます。
最終話「4月」のネタバレ含むあらすじ
まず初めに5月21日に放送された最終話、「4月」のネタバレを含むあらすじを紹介していきます。
新学期を迎えて中学3年生に進級した西片くんは、始業式の朝に高木さんに電話をかけようか迷っていました。
すると偶然高木さんから電話がかかってきて、電話越しの高木さんは、「恥ずかしいことがあったんだけど、3回以内に何か当ててみて」と勝負を持ちかけてきます。
結局高木さんに起きた「恥ずかしいこと」を西片くんは当てることができないまま登校すると、そこにはパリに引っ越したはずの高木さんの姿が。
実は仕事の都合で引っ越しが延期になり、電話で話していた高木さんの「恥ずかしいこと」とは、そのことだったと告げられます。
それから3ヶ月が経過した夏のある日、とうとう高木さんは引っ越しの日を迎えます。
大勢の同級生たちに見守らレながら高木さんを乗せた船が出発する中、西片くんは堤防の端まで追いかけ、見えなくなるまで高木さんの名前を叫び続けるのでした。
最終話の見どころ
最終話の見どころは、間違いなく最後の別れのシーンでしょう。
船で島を離れる高木さんは笑顔なのに対し、西片くんは悲しそうな表情を浮かべており、ふたりの対照的な表情がとても印象的でしたね。
堤防の端まで走っていって高木さんを見送るシーンは、多くの視聴者の胸を打ったのではないでしょうか。
また、転校が延期したと判明した後に第1話の揶揄いを連想させるようなやり取りを交えていた点も、まさに最終回といった演出で感慨深いものがありました。
ドラマ全体としてみれば、作中一貫して最後まで西片くんが高木さんへの恋愛感情に気付かなかったのはある意味良かったのではないかと思います。
こうしたある意味中学生らしいウブで純粋な心理描写が終始丁寧に描かれていて、物語全体の雰囲気にとてもマッチしていました。
第1話から最終話まで等身大な中学生の日常に拘り続け、その雰囲気を全く壊さずに様々なエピソードを織り交ぜていたのは本当に見事だったと思います。
最終話を見た視聴者の反応
次は最終話を見た視聴者のリアルな声を、SNS上からピックアップして紹介していきます。
第1話から高評価を維持してきたドラマ「からかい上手の高木さん」ですが、最終回もSNS上では大好評だったようで、最後までその評価を落とすことなく完走したことを表していました。
ドラマ版は今後公開される映画版の前日譚のような立ち位置になる作品でしたが、本当に前日譚にするには惜しいほどのクオリティだったとの声も多く見られています。
近年ではあまり見なくなった王道の恋愛ドラマだっただけに、まさに万人受けする作品だったともいえるでしょう。
その一方で、最終回が中途半端だったという声もあるようです。
第7話の完成度がかなり高かっただけに、少々物足りなさを感じてしまったのかもしれませんね。
ただ物語はこれで完結するのではなく、10年後の二人を描いた映画版へと繋がっていきます。
なので映画版次第では、この最終話の印象もガラッと変わる可能性もあるのではないでしょうか。
10年後の二人を描いた映画が5月31日から公開
《あらすじ》
からかい、からかわれる、そんな日々がずっと続いていくと思っていた中学時代。
そんな日常は、高木さんが父の仕事の都合でパリへ引っ越すことになったことで突如終わりを迎えてしまった。
高木さんが島を離れてから10年、母校の中学校で体育教師として働いていた西片。
様々な問題に直面しながらも奮闘する西片の前に、教育実習生として島に戻ってきた高木さんが10年ぶりに姿を現す。
思わぬ形で再会を迎え、10年前の引っ越しの日を境に止まっていた二人の「からかい」の日常が再び動き出して––––。
2024年5月31日から全国の劇場で公開される映画版「からかい上手の高木さん」ですが、注目ポイントは10年が経過して大人になった西片くんが高木さんにどのような感情を抱くか、でしょう。
中学生当時は自分の恋心に気付いていない様子でしたが、映画版の予告映像ではその想いに気づいている様子が示唆されています。
大人になった二人が当時通っていた母校と故郷の島を舞台に、どのような「からかい」を通じその想いに辿り着くのか。
ドラマ版が非常に好評だっただけに、映画版にも期待が集まりますね。
まとめ
以上、今回はドラマ「からかい上手の高木さん」の最終話「4月」について紹介しました。
今回も最終話のネタバレを含むあらすじや見どころ、視聴者の反応と映画版の見どころなどを紹介しましたが、いかがでしたか?
本記事で紹介した内容を最後にまとめると、
上記のようになります。
各話30分で全8話と、少しボリュームの面では物足りなさを感じたドラマ版の「からかい上手の高木さん」でしたが、実際の内容はかなり濃厚で完成度の高いドラマとなりました。
今季最高傑作との呼び名も高いだけに、このクオリティを映画版でどこまで維持できるのかに注目ですね。
10年後の二人を描いた映画版は、2024年5月31日から上映が開始されます。
是非ドラマ版から続く二人の関係の終着点を、劇場で見届けましょう!